ビタミンD,カルシウム

クリーブランドクリニック雑誌から2018年7月21日

Optimizing calcium and vitamin D intake through iet and supplements

カルシウムの積極的摂取は2013年の米国内科学会誌で全米調査委員会の結果から骨粗しょう症の予防にはならないが、骨折リスクを少し抑える。または積極的摂取によって、心血管病を増やすものではないとしています。しかしチーズやアイスで摂取するのは肥満につながるから注意。カルシウム摂取と尿路結石は概ね関係ない。ただし食事の最中にカルシウムを多くとることで、シュウ酸カルシウムとして腸管で除去できるが、食間のチーズやアイスではカルシウム血中濃度上昇、尿中排泄でもしかしたら、結晶化するかもしれない、としています。小松菜やホウレンソウなどからのカルシウム摂取はよいのでしょうが、煮こぼして しなしなにして、食べましょう。カルシウムは概ね1000mg、ビタミンDはなぜかアメリカ人は活性型をとろうとしないので天然型600-800IUが一日の目安です。日本人の活性型ビタミンDは1マイクロですが、米国人は活性型に換算しても20倍を推奨しているという、以前から疑問視しているビタミンDの話がでています。肌質でビタミンD産生量がこうも変わるのか。黒人→白人→黄色人種→エスキモーの順に紫外線吸収による皮膚でのビタミンD生成が多いのは有名ですが。研究会で学者の先生に、質問しましたが、答えてもらえませんでした。日本人は50歳を超えたら、特に女性は、活性型ビタミンDを適宜とる、ホウレンソウも入った魚介のクラムチャウダー、アーモンドミルク、豆乳、小松菜や青梗菜の炒め物、尿路結石のひとは、湯煎して、しなしなを、おひたしにしますか。