ビタミンD疑問少し解決 | 医療法人社団 こうち医院

ビタミンD疑問少し解決

以前

A Pooled Analysis of Vitamin D Dose Requirements for Fracture Prevention

ニューイングランド2017年 6月5日や

ニューイングランド2017年10月14日Romosozumab or Alendronate for Fracture Prevention in Women with Osteoporosis

などで欧米人のビタミンD投与量が日本人の20倍でこの差は何であろうという疑問ありましたが。アメリカでは保険制度の関係か、活性化ビタミンDの保険使用ができないのか、もっぱら非活性型のサプリで代用するようです。廉価な非活性をつかうためべらぼうな量を内服するようです。医師の処方する活性化ビタミンDのFDA規格は日本と同じで0.1マイクロ、0.5, 1どまりでした。体格差や人種差か投与量の規程は医師の裁量とのことでした。人口の半数が充足するであろうという量を「推奨量」(recommended dietary allowance:RDA)をビタミンDについて欧米では規定していますが、日本では決められなかったので「目安量」(adequate intake:AI)としています。NIHのfact sheetでは、非活性ビタミンDの成人推奨量(RDA)は15マイクロから20マイクロ、1歳児までの目安量AIが10マイクロでした。日本の2015年の厚労大臣の日本人への目安量AIは5マイクロとして上限は欧米人越え25マイクロという難しい指標をかかげていました。欧米人とかわらない骨折頻度からみるとビタミンD摂取不足は日本人ではあまり問題にならないからこれでいいと思います。肉やうなぎを食べて、シイタケもとって、おひさまにあたって、運動や仕事ができる人はいいのですが、高齢化社会ですので、食が進まず外に出られないご老人も多々おられると存じます。活性化ビタミンを少量でもまずは処方をうけて、安全にカルシウムを充足して骨を元気にすることをしましょう。そのあと、検査を受けて、骨粗しょう症のいろいろな薬たちをためすのでしょうか。