ハリソン別冊感染症 | 医療法人社団 こうち医院

ハリソン別冊感染症

ハリソン別冊から

感染症はいよいよ佳境です。カビと熱帯風土病はまた今度。次回から心臓血管に突入します。

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無菌性髄膜炎のほとんどが+鎖RNA enterovirusでポリオも一種であるが、エンテロウイルス71やコクサッキーA16がこわい。夏秋に多い、髄液検査でタンパク少ないなどが初期にはないことあり、腸管感染から波及、ポリオにおいては成人発症に麻痺が強くのこります。老人の患者さんで無菌性髄膜炎で退院してきたら、別人のようにヨチヨチ歩きになって、70歳代でもチャンピョンコース月例杯上位の面影なくなった方います。

 

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ネッタイシマ蚊媒介のデングとジカ。デング熱は蚊に刺されて7日後に高熱筋肉痛発疹出現、血小板減少毛細血管脆弱による点状出血あり。白血球減少と血小板減少などを覚えておきます。医院でもマニラ空港でトランジットの最中しか蚊にかまれていないといいはる、中高年の方で、入院されたかたいます。ジョージ クルーニーもかかったよと言うと、ハンサムな病気だと喜んでいました。ジカ熱は類似ですが、より症状が軽いのが特徴的です。妊娠中は胎児に小頭症リスクを与えることで有名です。