マラリアまとめ

ドクターハウスに限らず頻回に出てくる疾患なのでまとめます。

マラリアですが世界2億人の患者と年間60万人の死者がでます。日本でもオコリといって、平清盛が患ったとされていますし、流行っていた時代もありあります。水辺すぐに家を構える熱帯から亜熱帯地域で多いので、なんとかhillsにすむのは病気除け効果で高級住宅地域になります。ハマダラ蚊(アノフィレス蚊)が赤血球より小さい原虫(protozoans)を人間に移すのです。蚊の唾液はスポロゾイド、人間肝臓で数千から数万の多数分裂(ジソゴニー)、各赤血球内に20個配属、破裂発熱、血液を蚊が吸ってを繰り返します。蚊の体の中でもごちゃごちゃ生活環ありますがさすがに無視。黒人に多い鎌状赤血球症、地中海に多いサラセミア、G6PD欠損症(グルタチオンに必須)、では原虫が赤血球にすめずマラリア耐性種族とされます。厳しく命に係わるのが熱帯熱マラリア(Plasmodium falciparum)で肝臓内での増殖が数万になるので、3日や4日マラリアより怖いわけです。熱貧血脾腫がtrias。ひどい熱帯マラリアが腎不全黒水病になります。詳細は精神科医でもある どくとるマンボウ 北杜夫の輝ける碧き空の下にありあます、南米移民邦人が万の単位でマラリアの猖獗で亡くなったのがわかります。南米の紅茶やコーヒー豆の袋などをマラリアで生き残った勤勉なる邦人が礎となったようです。国策での移民ですが、世界中が人権無視の時代でしたが、旧日本帝国時代の失策と悲劇の一つとオコガマシイですが僕は思ってます。現在の移民した日系人の各国におけるステイタスの高さを僕は誇りに思います。検査は現在のコンピューター自動分析機で10秒ででてくる末梢血像結果ではわかりません。一滴スライドに垂らして、顕微鏡でみるとすぐにわかるようです。治療は網膜症が怖いのですがクロロキンなどを使用しますが、予防でも使用しますし、SLEでもoff label useされて今は治療剤として確立しています。

ヨモギから抽出されたアーテスネートが耐性菌に効くとして、まずはアーテスネート+クロロキン(メフロキンも)となっています。中国のノーベル賞学者の開発です。

メフロキンを予防薬として使用しつつ、そのほかのアトバコン+クロアニル合剤をプラスするというCDCガイドあるようです。