ポストコロナー光明

明日から天気が荒れるとのことですが、東京都のコロナ対策には太陽がさしてきました。医師会がPCR検査に協力することを、保健所から要請されて受諾したからです。保健所と独立した患者管理のサイクルを目指すようです。1か月前は、保健所の厳正な電話却下での少ない検体数でも陽性率は、5-6%で済みました。現在は50%陽性になります。300人の検査であったものが、医師会が鼻のぬぐい検体採取に本腰入れると、すぐに800人ぐらいの検査数で400人陽性という数字が出ます。数字に都民もびっくりすると思いますが、急に検体数が増えただけであると説明されると思います。400人陽性が出ても、確立された病診連携システムがその臨床眼で患者を振り分けていくので、責任が発生する代わりに確度も上がると思い、良いことです。救急搬送時のごたごたも、間に仲裁に入ることが多くなって、スムーズになると思います。医師会がかかりつけ医の在宅患者管理、入院先の斡旋には提携の病院や同窓縁故でフルに対応して何とかして、受け皿のホテルや病院も何とかしてくれることを期待します。ようやくコロナとの大戦が、初陣の保健所から通常の医療システムにバトンがわたされました。今までは保健所の保健師さんが電話対応で大変ご苦労されているとお聞きしました。こんどは医師会の事務の方が、大変になるかもしれませんが、医師会員で発熱患者をファーストタッチする先生方の人数など知れているので、何とかなると思います。

当院は、来週火曜日には即席の陰圧チャンバーが院内に最終的に完成する予定で、発熱患者の初期診療については、概ね準備はしたほうだと思います。将来的には、PCRでもなく、抗体検査でもなく、インフルエンザのような抗原検査になります。ワクチンや薬よりこれが先です。その時、鼻のぬぐい検査を、安全にできるようにと、思案しました。ウイルスより小さいものと戦うアスベストファイターに施工してもらいました。彼らは、換気システム、気流の管理、ウイルスより小さい粉塵除去のエキスパートです。コロナ収束後でも、インフルエンザ検査、アデノ検査、マイコプラズマ検査などの後でも、院内の空気を汚染することなく、院内感染が確実に防げる方法であると思います。興味のある方は、見に来てください。劇場やライブハウスや居酒屋やカラオケなどの会社の方も、アスベストファイターの知恵を今こそ聞いてみてください。クリーンルームのような手術室に近い換気が、数時間で可能になると思います。