ポストコロナーエアロゾル対策

マスクの配布であるが、布もサージカル不織布(5μmの隙間)も0.3㎛で舞い踊るコロナのエアロゾル攻撃にはかなわないので、N-95に匹敵する生地と縫い方ガイダンスを各家に一組でもくばればどうか。今は手の指を目口鼻に刷り込んでの感染や、唾を口や目に入れての飛沫接触感染より、目に見えない空中に漂うコロナエアロゾル感染がメインと思われる。

欧米の患者数と死者数が壮絶なのは、BCG接種率もあるが手掴み文化とツバキの応酬のスキンシップによるものもきっかけであろう。その事実は世界中に知れ渡って、インドやアフリカの水くみの井戸端会議でも、手を洗わないとねとか、鼻をこすりつける挨拶はやめようと、口元を何かでかくしながら言い合っているに違いない。欧米人も2週間前からは日本以上にマスクと手洗いは慎重なのに、このように蔓延している、死者は多く、and counting.

 きっと、原因は、空中を舞い踊るコロナエアロゾルですよ。

東京は、満員電車にまた5月7日からなる。おそらく、電車の中で飯を食ったり、お化粧する人もいないし、つり革を持った手を目や口や鼻に持っていく人は、あらゆる年代層でいないでしょう。普通のマスクと手洗いしていても、0.1から1μmのエアロゾルは許してくれません。防護服を着ても感染する。感染患者の部屋での致し方ない、隙間からのエアロゾル接種もあろう。さらに、ゴーグル脱いだ後、N-95マスク(0.3μmの粉塵を95%カット)を脱いだ直後、衣服などから舞い散ったものを、着脱の準備室で接種してしまうのであろう。

満員電車に乗る人、会議する人、コンサート行く人、映画見る人、自宅で看病する人、対面必須の仕事の人、これら三密を必要とする人全員が、N95マスクと水中眼鏡をすれば、理論的には、経済や学校を止めることなく、2週間で、新規感染は下降すると思われる。ただしこのマスクは、30分装着すると息切れがする。30分毎に、新鮮な空気安全な方法でとれる環境が必要である。感染粒子を吸わないのが目的なので、患者が装着するものではない。限界はあるが、やってみる価値はある。エタノールがなければウオッカがコロナ消毒の代替えに認められたぐらいである。N-95マスクがなければ、性能は落ちても代替になるものを作れないだろうか。

マスクの生地を調べると、国産可能のメルトブロー式不織布エレクトリックフィルターなる特殊繊維を原反として4層構造となっている。これらは線維が帯電して、その静電気力でフィルター機能を高めている、腎臓の糸球体のような構造である。ためしに同素材の手術着を4枚重ねて息をしてみたが、苦しいぐらい、外の空気が入ってこない。これがN-95かN-80かは、ナトリウム粉末0.1μmで簡単に計測できるようで、その計測器の貸し出しというのもネットにあった。3M製のようにカッコよくなくても、生地を配ってもらったら、顔面一杯を覆うような平坦なマスクでも、布の小さい木綿のマスクの何十倍もコロナ抑止になると思う。手術着を再利用再滅菌して数枚重ねて、マスクを作って、試作してみる。

竹槍突撃でも先をとがらせれば、役に立つ。都内の最高峰基幹病院のコロナ人工呼吸器の患者の前で、フェイスシールドの中はサージカルでビニールのエプロン姿で、吸痰している姿が、報道されていた。ショックを受けた。4/16現在すでに、保健所のPCR検査が間に合わず、院内感染になったのが全体2割という都道府県の発表。サージカルマスクで通してきた、職員のうち何人かは発症、そしてたくさんの医療関係者が潜伏期間中となっている。自分は患者と会うときは常にN-95のボロボロでも紫外線照射しながらつけている。中国の医療関係者は4%程度の感染というのがJAMAにあった。イタリアはその倍とのこと。中国と一進一退か一帯一路か知らんが、N-95もタップリ物資の支援も受けてたのに。日本は、首長が雨合羽送れとか、合戦の前にすでに穏当でないことを言っている。すでに医療関係者に潤沢なN-95がないので、コロナ患者さんと同じ部屋の、空気吸う可能性のある関係者は、サージカルマスクの上に、もう一重なにかで口と鼻を覆っときましょう。そして手作りのフェースシールドで自己防衛しましょう。眼と鼻と口にコロナのエアロゾル入れないでください。