お店の痛み止め

ベストセラー鎮痛剤 ’極上’ 6錠まで 120

イブプロフェン 65mg×6 医薬品では200×3

アセトアミノフェン 65mg×6 医薬品では300×6

無水カフェイン 40mg×6 もし240mg40kgの人が毎日6錠使用にて興奮、慢性中毒量になりうるかも。

アリルイソプロピルアセチル尿素 30mg 鎮静睡眠作用と血小板減少症 

乾燥水酸化アルミニウムゲル 35mg 胃薬のつもりか

(添加物)

セルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,乳酸,D-マンニトール,リン酸二水素カリウム,二酸化ケイ素,ステアリン酸マグネシウム,ポリビニルアルコール(部分けん化物),タルク,酸化チタン,大豆レシチン

頭痛に市販で愛好家多し 6錠まで

エテンザミド 200mg  医療では使われることの少ない古いサリチル酸系消炎鎮痛剤 これがよく効いているのか

アセトアミノフェン 80mg ×6 少な目

アリルイソプロピルアセチル尿素 30mg

無水カフェイン 40mg やはり6錠で240mgと多め

 

以上痛み止めの市販系の成分を列記しましたが、鎮静睡眠作用とそれを打ち消すカフェインの微妙なバランスが良いようです。処方薬ではまねのできない妙薬を地道に広めたと思います。カフェインを処方薬で出すことも可能ですが、数々の薬物スキャンダルの原因となった薬を処方するようになりますので私は処方しません。痛み止めよりその他のプラスアルファが大事なのか。エテンザミドは今まで80個の論文で題材とされ、ロキソプロフェンは東洋勢力圏の論文多くて300弱、イブプロフェンは12000の論文題材になっていました。医師としては一番安全な痛み止めは、アセトアミノフェンです。安全な万能薬で世界中で処方、店頭で入手可能です。まれに、肝機能の悪い方、大酒家はグルタチオンという活性酸素除去装置が働かなくなってしまって、肝毒性がでてきます。2名溶血性貧血と肝硬変の患者さんを診ました。急性毒性には血漿交換やアセチルシステインを使います。ただし、所詮鎮痛剤は鎮痛剤で、痛みの現場での直接効果より視床の感覚器サーバーを一時的に鈍感にするだけなので、原因除去にはなりません。のどの痛みや頭の神経痛において粘膜や神経に直接効かないのです。鎮痛に関しては今後、新しい薬たちについてもコメントします。