ランセットの果物野菜375グラム以上

Fruit, vegetable, and legume intake, and cardiovascular disease and deaths in 18countries (PURE): a prospective cohort study. Prospective urban rural epidemiologyをPUREといいます。ランセット2017年 8月29日。いろいろニュースで引用されています。都会と新興地域すべての食、体重、運動などと成人病との関係やトレンドを調べています。13.5万人で35~70歳対象で18か国の様々な経済レベルの都市からデーター抽出しました。果物野菜豆類の摂取と成人病や予後を調べた研究です。2003から10年越しの研究で今年3月での絞めです。統計的には7年経過観察でした。期待された、心血管病予防は有意差はありませんでしたが、P値0.0001以下をもって総死亡率を下げるようです、オッズは0.8倍ということで、かけてみる価値ありそうです。ただし日本でも言われているように、青や黄色のものを375-500gとらなければならないようです。どんな大食漢も野菜や果物を500グラムも食べると1食分の胃袋容量になりますので、総カロリー低下は間違いなく得られると言うことでしょうか。カロリー取り過ぎても、太るだけで成人病にならない人たちももいるので心血管病と過食が意外に結びつかないのでしょう。野菜以外の穀物や肉類が食べられるような消費経済を堪能できるようになった振興地域がふくまれた今回の検討です。健康寿命がようやく延びて万歳ではなく、がん、老化廃用、認知症などの対策がなされないと総死亡率は老人増加分ふえるという概念が勉強になりました。