ハウス先生-toxicity | 医療法人社団 こうち医院

ハウス先生-toxicity

2-15 仲のよさそうな夫婦、夫はアナフィラキシー、皮膚炎、異常知覚、など鉛中毒などの重金属中毒、結局、今はすたれたリウマチ治療薬のシオゾールを夫に混ぜていたようです。

金の検出に使う塩化スズを使って妻の手についた微量の金を証明し解決しました。

You have been sprinkling your husband’s cereal with gold sodium thiomalate.

あなたは夫のシリアルにシオゾールをまぶしてたんだね。メキシコ旅行でシオゾールを大量に仕入れていた模様。

 

Excuse me for actually caring what I look like. 自分がどう見えるか気になるたちで申し訳ない。

 

Some gabapentin in here,  2005年あたりからアメリカではガバペンを神経因性疼痛に使用していたようです。日本ではリリカ、アメリカではガバペンを使用します。

 

Heavy metal toxicityについて

鉛、水銀、カドミウム、金 ゲルマニウムなど腎機能障害で有名

鉛中毒では貧血腹部鉛疝痛、神経麻痺

水銀中毒では四肢末梢知覚異常、視神経萎縮、小脳失調

ヒ素中毒は急性期には下痢と血圧低下循環不全発生、慢性期には爪の変化、黒色の皮膚、多発性神経炎が発生する。

カドミウムは腎障害とそれによる多発性骨軟化症

金中毒は皮膚粘膜眼症候群、腎障害、多発神経炎

 

リウマチ治療薬の変遷について 

慢性関節リウマチの治療は格段に進歩しました、診断が容易、抗CCP抗体測定で素人でも速攻で診断付きます。治療も昔は金製剤とステロイドしかなく、最後は重症の間質性肺炎と廃用でたいへんでした。今は免疫抑制剤のメトトレキセートを最初に使うことでステロイド禍や金中毒などはなくなりつつあります。手の尺側偏位やスワンネック変形などはずいぶんなくなって、将来は教科書内だけの資料になるでしょう。変形関節にステロイドのdepo注は旧式治療になってきました。分子標的剤は何種類かありますが、高額なのが問題です、一回何万円を週4回を永続的にというのは、働き盛りの人でも大変です。メトトレキセートやサイクロスポリンで肺に間質性変化が来そうなひとには、分子標的剤は必須になります。劇中、アメリカの医師たちは医療後進としてよくメヒコをdisってますが、シオゾールをまだ使っているという意味です。マラリア治療薬のヒドロキシクロロキンも炎症軽減につかわれます(日本ではSLEのみ)、廉価で効果のある薬の探求も大事と思われます。