4杯のコーヒー

Association of Coffee Drinking with Total and Cause-Specific Mortality

ニューイングランド2012年3月17日

5万人の13年間の研究とのことです。コーヒー党にはたまらぬ、コーヒーをサポートする論文です。コーヒーは良くないという論文がたくさんあるのですが、たばこを吸わない人もしくは、たばこによる害を無視すると有意に死亡率が低下するようです。タバコによる害を無視したり、年齢死亡率を無視したりを、都合良い統計用語 adjustするといいます。Y軸が死亡率関係、X軸に色々な多変量因子(交絡因子)を入れるのでしょうが、その時タバコや高齢者などを統計ソフトに入力せずに、死亡の危険率を測ったのでしょう。統計学的者と数学者が論理的に正しいとしたから掲載できたのでしょう。総死亡率は男女とも4杯飲む人が20%下がるようです。糖尿病、心臓肺脳の病気や事故にも20-30%かかわりにくいとのことです。たばことコーヒ4杯の組み合わせでは、死亡率は20%上がりまして、癌は50%増し、呼吸疾患は60%まし、糖尿病は空腹がまぎれる組み合わせなので20%罹患が減るようです。コーヒーはタバコと組み合わせると危険ですが、コーヒーだけ4杯飲めば長生きできるのでしょうか。こういう一流紙では穿った考察は没でしょうから、一切何でこうなるかは述べていません。

 私見ですが、ノンカフェインのコーヒーを一日4杯飲む人は健康に気を遣うひとでしょうからお茶変わりに、ダイエット飲料的にいいでしょう。しかし、カフェイン入りのドリップコーヒーを4杯ですと400mgのカフェイン摂取となります。PL顆粒にして7袋分、カフェインドリンク小さい缶にして5本ぐらいです。ストレスの多い人かコーヒー好き以外は無理な量でしょう。4杯と言っても、アメリカンくださいと、昔喫茶店で言っていた、豆を節約したあれでしょうか。