ハリソン別冊よりピロリ | 医療法人社団 こうち医院

ハリソン別冊よりピロリ

ハリソン別冊感染症、問題はUSMLE形式の症例問題が多いです。その解説をピックアップしてググったり、日本の教科書、wikiと照らしたりして少しずつ(poco a poco)、専門家の方がみると笑止のことも意外に新鮮で自己満してます。

ピロリ菌は先進国30%、途上国80%、生活のスタンダードが上がると保菌率減少。ピロリ除菌後逆流性食道炎増加、下部食道に腸上皮化成からの腺がん増加という概念は日米教科書でと共有していました。

ピロリで胃がん、胃悪性リンパ腫、胃十二指腸潰瘍、特発性血小板減少症などに関与するが、なんでピロリの住まない十二指腸に潰瘍ができるのかという設問ありました。ソマトスタチン分泌を誘導するようです、視床下部、すい臓や消化管D細胞から内分泌、あらゆるホルモンを抑える働きあり。粘膜防御低下にて潰瘍発生するのでしょうか。

米国での除菌プロトコールは1クール基本2週間。呼気検査→一次除菌 呼気再再検陽性なら→二次除菌 呼気陽性ならようやくthird line開始の前に重い腰をあげて胃カメラでした。抗生剤銘柄は同じですが、ビスマスが下痢止めとピロリ殺菌目的で入ってました。ビスマスが効果ありの論文は以前どこかで紹介していますし無数にあります。胃カメラがトラウマで除菌しない人結構います。経鼻胃カメラは鼻の小ぶりな日本人には楽ですのに。胃カメラありきでの除菌保険適応、投薬期間が短い、などプロトコールが異なると海外との比較ができませんね。米国ピロリと中国ピロリと日本ピロリの比較は論文ありましたがあまりぱっとしませんでした、胃がん発生率がそもそも違いますが。ピロリ大丈夫でしょうか。Serotypeで研究しているようですが、胃がん大国日本から是非提言を。胃十二指腸疾患と言えば日本のお家芸だったのに、ピロリ発見の功績としてのノーベル賞はなぜか豪州の地方大学教授にもってかれたのですから、負けないでほしいです。80半ばの老病理学者と話をしたら、若い時から胃の標本に細菌がたかってるのを仲間内で変だなーって。もっと早く研究してたら、日本人の胃がん減ったのにね。と言ってました。

不明熱で血培陰性のものにQ熱ある。Coxiella burnetii市中肺炎、リケッチアによる人畜共通感染症 日本では年間40人程度、診断超難しいテトラサイクリン有効

 

βラクタマーゼはグラム陰性菌は常備している、extended spectrum βlactamaseが3世代4世代セフェムに対抗して発現している。