ハリソン別冊感染症から

コレラ感染症では毒素主体で腸管粘膜損傷は少ない。

一般的な感染性胃腸炎については補液のほか整腸剤の概念はなくビスマス投与が下痢の対症療法とありました、乳酸菌の記載なし。

 

焼きめしはセレウス菌、好気性グラム陰性大桿菌、アメリカのフードコート ライス系はウナギの秘伝のたれのように昨日の飯のうえに新しいのを足しているような感じがします、底に何年前かの飯があったりして、アメリカでチャーハンは中華料理屋でしか食べません。ハンバーグパテは病原性大腸菌で有名、昔は腸管ごとシュレッダーのように牛一頭をミキシングする製法でそのため出血性病原性大腸炎にて大変な事故があった模様です。ミンチ加工食材の生焼けは危ないと思っておきましょう。

 

Fitz-High-Curtis syndrome、クラミジアトラマチス、淋菌などの腹腔内感染右季肋部痛で有名。

 

トキソプラズマ感染症、先天はTORCH症候群(トキソプラズマ、梅毒、風疹、サイトメガロ、ヘルペス)で有名。後天はHIV脳炎(ドクターハウスでも出てきた、成人脳トキソ100%エイズだと先生は言っていました)、カリニ肺炎と同じST合剤を処方するようです。心移植で問題になるようです、エイズにかかわらず抗体保有20%で、原虫は心筋内で生きているようです、移植後免疫抑制剤にてT細胞活性低下して発症しないように必ずST合剤をトキソ抗体保有ドナー心のものにはルーティン使用するようです。