おすすめ料理で5皿目

The Alternative Healthy Eating IndexとAlternative Mediterranean diet scoreとDietary Approach to Stop Hypertension、2015年circulation 12月8日 米国健康食指標、地中海式食事法、ダッシュ食(高血圧防止食)の米国循環器学会のまとめ論文

昨日紹介の米国看護師さん研究48000人では、男性データが足らないという、ロス感はあったのか、医療関係男性26000人を加えて、食い物による病気を調べたようです。男女混合(医療関係者なので喫煙率一桁など低め)4年間における、食事を見直せる偉い人たちはどのように死亡率に影響するかという研究です。3つのスタンダードなDiet scoreというものを2015年のCirculationで決めたようです。

健康食指標、地中海食指標、高血圧抑制食指標という大変結構そうな食事のプロトコールが3つです。これらを4年間で改善できて、一日のカロリーを100カロリー減じるぐらいの努力のあった人たちは、4年間で7%心血管系合併症を防止できるという結果でした。最初から医療関係者の健康志向の人たちが、4年間で獲得できる心血管病に対する報酬という感じでした。もともと健康食の人は4年後にはもっと、健康志向にみがきがかかり、病気にかかりにくいというデータでした。目的意識の高い人たちは、運動も大好きで、より一層頑張って、より一層心臓血管病が予防できるという、とても有難い?研究でした。

 

Association of Changes in Diet Quality With Total and Cause- Specific Mortality

ニューイングランド 2017年6月13日は、上記を12年間に延長した論文です。3倍の期間延長で、インパクトファクターも3倍の論文に掲載されるという、practicalな世界です。同じように食い物見直せば、長生きできるぞという研究でした。

 

the Alternative Healthy Eating Index は誠に結構な食事の分散で、フルーツジュースなら1杯、本物のフルーツも取れ、野菜ジュースも1杯、野菜も実際に取れ、たんぱく質もしっかり、脂質は動物性を少なく総カロリー10%以内、食塩は3グラムにしなさいとか、日本の看護師さんでもこんな食事の毎日では、翌日の仕事にreadyできなさそうなあっさりした食事でした。Alternative Mediterranean diet scoreもオリーブオイルを使って、新鮮な魚介たっぷりの食事でパスタも控えめで、霜降り肉は眼中にない食事で塩分も3グラムでしょう。日本ではプロのイタリア料理職人でも頭を痛める内容かもしれません。dash食も日本の糖尿病1800カロリーモデル食から塩分を3グラム引いた食事です。1800カロリーに巨体の米国人が我慢できると健康が得られるという考え方ですが、塩分3グラムの食事は日本人にはきつそうです。

 いろいろ勉強して分かったことは、まずはタバコ吸っていたら、世界中の医学者の先生は弁護してくれないことが痛感できました。日本人の勤労世代では、朝はアンパンでもなんでも甘いものや果物を食べて朝飯を400カロリー程度 炭水化物致し方なしで摂取し塩分や尿酸の節約を図る、酒飲みでなければ、昼は500カロリー程度の小さい弁当、やせたい人はchicken系とサラダやゆで卵、夜は小ライスで豆腐や納豆のついた定食のようなもので寝る2時間前までにすませる。総カロリー 男性なら1800カロリー、女性でやせたいなら1500カロリーがざっくり世界共通の基本ラインと思います。酒飲みは、朝は果物や甘い系、昼は500カロリー以内でしのぐ、アルコールは多めで酒飲みの自己弁護ですが、夜はビール500cc(焼酎1.合ちょい、ウイスキーシングル3杯まで)と酢の物、地中海アヒージョ系、それと肉魚つまみ系でやはり酒こみで総カロリー1800カロリーに甘んじると糖尿でも脂肪肝でも医者に怒られなさそうです。あとカロリー過多注意ですが、牛乳入りのコーヒーは一日2杯以上とダークチョコを間食にも、ポリフェノール確保に良いと思います。この2週間勉強して、1800カロリー以内なら炭水化物少なめでも減塩であれば、長期にわたって腎臓病以外は対応できるように思えました。食い過ぎたら、一歩歩いたら0.03カロリー一万歩で300カロリーですから、チョコ食べ過ぎたら、歩いて夕食や晩酌のカロリー調整をしてください。寝る前2時間で食事のできない人は、明日はしっかり食事や酒を楽しもうと思って、少な目の夕食で我慢すると検診でよい結果がえられ、心血管胃腸によいでしょう。歩けない状態の方は、カロリー消費が効率的にできませんから、カロリーは体重を増やさないように毎日体重計に乗って自己調整必要です。活動量の少ない方は1300カロリー前後しかとれません、糖質制限高たんぱくがよさそうですがエビデンス論文は検索中です、フレイル予防についてはまた今後勉強します。あとはいろいろな論文を読んで驚いたのは、欧米の母集団のうち60%以上はビタミンをサプリで内服しています。ビタミンB Cに過剰症はありませんので、日本人も果物取れない人は心がけるのもいいかもしれません。話は尽きませんが、ナッツの話を明日して一連の飲食考はいったん終了となる予定です。