血液サラサラと骨

業務で忙しくなっており、今まで以上に悪文 未推敲のほどお許しを。

Rivaroxaban with or without Aspirin in Stable Cardiovascular Disease

N Engl J Med 2017; 377:1319-1330October 5,

抗凝固とアスピリンは心血管予防効果高いが出血傾向は有意にあり

アスピリンだけでは心血管予防効果あまりないが出血傾向は低い

抗凝固だけは普通に予防、普通に副作用。新しい抗凝固剤でアスピリン変わりにならないか期待していますがいまのとこころ、ぼちぼちのデータで、単剤これ一つでなんでもよいとはなってもらいたいですが、まだ道のり半ばという意味でしょうか。

An Important Step for Thrombocardiology

N Engl J Med 2017; 1387から2枚

冠動脈疾患の急性期治療薬としての優秀性示唆したが出血エピソードが今ひとつ。ブラウンワード先生は抗血小板剤と少量の新規抗凝固剤の比較検討が理想ではないかと示唆しています。

Romosozumab or Alendronate for Fracture Prevention in Women with Osteoporosis

2017NEJM 今週号 骨粗しょう症の話です

月一皮下注romosozumabというモノクローナル抗体と週一経口alendronateの二重盲検1年間、さらに双方週一alendronate継続1年間。2000対2000の検討 2年間にわたる骨折予防評価。カルシウム製剤とビタミンDは継続している。経口製剤のみよりモノクローナル抗体先行例では約20%骨折が少なかった、副作用はやや心血管イベントが注射群に多かった。非常にいい研究で、母集団が60歳代が多く占めておらず、70半ばの人達を対象にしているので現実的です。死ぬまでalendronateを飲んでゆくのでしょうか。頸部骨折を80後半で発症すると、最近は致命的ではなくなっていますが、行動範囲や趣味などの人生の楽しさが3分の1ぐらいに縮小します。50歳後半の方で30年間どうやって安全に骨粗しょう症と向き合あおうか、悩んでる人もおられます。女性ホルモン系は血栓症リスクを嫌う方います。若い方では、ビタミンとオステンあたりで凌いで、スリムな人が多いのでしっかり肉食ともう少し大盛おかずを推奨しています。スクワットなどで太ももやお尻の肉を付けるようにしましょう。