Digoxin use in patients with atrial fibrillation and adverse cardiovascular outcomes: a retrospective analysis of the Rivaroxaban Once Daily Oral Direct Factor Xa Inhibition Compared with Vitamin K Antagonism for Prevention of Stroke and Embolism Trial in Atrial Fibrillation (ROCKET AF) LANCET 2015 2363～
心房細動でジゴキシンの使用は死亡率が高くなる。研究で入力したデータ141000人をそのままではもったいないからと、有意差がでたデータでスピンオフでランセット。ジゴキシンなら少しdisっても利害相関なさそうなので出したのでしょうか。考察での論調はまだまだ有用な薬でしっかり、血中濃度や心電図測定するべきだとか、二重盲検すべきとか、マイルドな考察でした。βブロッカが主体になってますが、どうしてもレートを下げたいときに、心不全を悪化させないという期待の元、多用しています。この論文だけ見て、ジゴキシンは死期を早めるなどと早合点してしまいそうです。海外は薬をボトルで大量にわたして、心電図も血中濃度も2か月3か月後などの管理で死期を早めた可能性もあります。