med Essentials から健忘-受容体

専門学校で医療系国試対策も含めた臨床医学を週1回270分教えているのですが。日本の医師国試を紐解くより、audacityですが大元のUSMLEにすれば自分の勉強になるし、と色々テキスト持っています。一番詳しく(詳しすぎますが)凝縮して書いてあるのが、KAPLANからのmed Essentials for the USMLE Step1です。最初は横文字の基礎系の事実の羅列で判じ物のようでしたが、5年くらいで見慣れてきて、座右の銘です。いつも忘れる事柄を書いて、自分の長期記憶の大脳なり扁桃体なりどこでも入ってくれればいいのです。

Ligand –gated channel ニコチン受容体(Na/K), GABA(cl), NMDA(Ca/Na)

 

α1(Gq, PLC→IP3↑)平滑筋

α2(Gi AC→cAMP↓)中枢神経↓ノルアド神経端末分泌抑制、

β(Gs AC→cAMP↑)

M1(Gq, PLC→IP3↑)中枢認知症薬に関連、末梢神経↓、胃酸分泌↑

M2(Gi AC→cAMP↓)心臓↓

M3(Gq, PLC→IP3↑)腺分泌↑

H1(Gq, PLC→IP3↑)NOによる血管拡張、気管支収縮、痛覚くしゃみC[i]線維過敏

          新世代の抗ヒスタミン剤は血液脳関門の通過制御にて眠気ブロック

H2(Gs AC→cAMP↑)胃酸分泌

 

オピオイド受容体 モルヒネはμアゴニストムスカリン作用にて平滑筋収縮嘔吐は50%ぐらい。ペンタジンはκ受容体、コデインは部分的μアゴニストです。フスコデは咳止めとしてヘビーユーザーですが、鎮痛作用もありなんとして総合感冒剤として適応を順守して上気道炎にも使用してます。なぜならコデインはモルヒネのプロドラッグ的で体内で10%鎮痛作用の強い成分に変わるようです。