米国医師会雑誌 1/16 肥満減量手術特集の見出し
- 肥満手術はBMI35以上に行うダイエット手術であるが、単純な胃の縫縮より、切離空腸ルーワイ法の方が体重の減少効果高い、俗に20kg落ちるといわれます。
- 一方縫縮法の方が、体に負担がないという意見もあり
- 糖尿病合併にはより減量効果のあるルーワイ法が望まれる
- 超肥満患者の食事療法と減量手術では総死亡率は減量手術に軍配
- 6.5年の追跡調査で減量手術は合併症も多いが成功すると予後を改善しうる。
同1/23 ハイライツ
- 戦争従軍後のPTSD治療は、8週間に及ぶ治療セッションが軍務に支障となる。365人の患者でランダムに振り分けたところ、2週間の治療セッションで問題はなかった。アメリカに行くと、体格の良い義足や義手の若年男女をしばしばみます。本人のそぶりや周辺の雰囲気から、名誉の負傷の若者かなと思ってしまうことがあります。戦争を漠然とした机上論でとらえつつ、日本はなんでもスゴイと自画自賛する、ちょっとだけ右傾化傾向のわが国です。体のみならず心も戦争は切り裂くことを、裂けた心には義肢はないことを、このサマリーで感じました。すぐに軍務復帰できるように、カウンセリング時間短縮も示唆する論文を全米医師会雑誌で掲載するという、いかにも常時during the war(戦時下)の米国です。
- 心房細動患者で心臓手術中、左心房に耳のような洞があって左心耳といいますが、これを縫縮しておくと、血栓事故が少なくなった10000人の検討。現陛下のかつての手術中、心房細動を認め、同手術を合わせて行ったということを記者会見で見ました。