Does E-cigarette Use Aid in Smoking Cessation?
Ann Intern Med; ePub 2018 Mar 27; Rigotti, et al
April 10, 2018 米国内科学会誌
1300人の退院後タバコをやめようとしている人を二つに分けて、電子たばこ カウンセリングにわけた。結果は電子たばこ与えても3か月のうちに28%の人しか使用していない。だからといってやめられたのは、カウンセリングだけの人の方が多かった。
抄録しかなくて、カウンセリングでの禁煙成功率はわかりません。以前、詳述のごとく、この電子たばこは日本の加熱式ではありません。日本の加熱式は、発火たばこから容易に移行できます。その理由ははタバコ葉を水蒸気加熱しているから、風味とニコチンを喫することができるからです。したがって日本では加熱式を常用する限り、ニコチン依存症は永久に治りません。世界の大半のシェアは電子たばこで水蒸気爆発を利用して、香料入りニコチン水(もしくはニコチンなしのリキッド)をつかいます。葉タバコは使わないので、その分土壌汚染のダイオキシンなどの発がん物質もおよそ摂取することはありません。
細かいことはいいのですが、口からなにがしかの煙を肺に入れたい欲求、それによってニコチンを欲する依存性、は非常に恐ろしいものです。数週間目の禁煙成功率80%とかCMで言ってますが、権威論文では永久に口から煙がでない確率は喫煙経験者の30%という数字をよく目にします。少なくとも加熱式と電子式がどっちが体にいいかを、まずは研究して、日本でも電子式ぐらいの、代替えオプションは欲しいものです。ニコチンフリーが電子式では可能なため、ニコチン卒業手段の一つになりうるからです。日本での専売をオーソライズされた企業も、抗がん剤などを創薬することも大変結構ですので、癌危険因子の葉タバコを良いものに転換する知恵を考えましょう。