Sugar- and Artificially Sweetened Beverages and the Risks of Incident Stroke and Dementia A Prospective Cohort Study Strokeストロークといって脳神経の最高峰雑誌2017年5月号、Altmetrics指標で昨年最も引用された論文トップ100に入っていました。フラミンガム”医療統計都市”研究の一環です。3000人の様々な背景を調べその中にソフトドリンクで、甘味料入りかそうでないかも検討しました。10年の観察で97人が脳梗塞になっていました。3%程度です。なんとか色々統計処理をして、72人が甘味料好き、25名が甘味料不使用という結果を出しました。一日に1回はダイエットソーダを飲む人の方が、そうでない人より10年たったら脳梗塞になりやすいように見える、グラフも作っていました。なんとアルツハイマーも同じような統計的有意性があって、甘味料入りの常用は3倍近く認知症になりやすいという結果でした。ウイスキーコークを作るとき、コーラは本物の甘い奴にしたほうがいいということがわかりました。甘味を取るなら、本物を。甘味料がどうして悪いのか、動物実験で耐糖能を悪化させるというようなものを引き合いにしたりしていました。飲料産業はおそらく、甘味料の基礎データをかなり持っていると思います。誰かが警鐘する前に、教えてくださいね。
甘味料入りソーダについては、以前も紹介したように。①糖尿病リスクを下げない、②肥満を解消せずダイエットソーダと気を許して他の高カロリー食材を流し込む傾向などが一流論文に掲載されていました。