牛乳入り珈琲で5杯目

Consumption of Caffeinated Products and Cardiac Ectopy

2016年 アメリカ心臓病学会誌正月号

UCSF(サンフランシスコ校)の研究で、1388人のホルター解析とカフェイン嗜好品の関係を解析したが、期外収縮(よく検診で引っかかる、動悸の原因です)とカフェインは関係しなかったことを報告し、同号で賛同のコメントが

Caffeine Consumption and Cardiovascular Risks: Little Cause for Concern

カフェインは殆ど心臓血管病に関係ないと、アトランタの大学の先生が賛同していました。コーヒーを4杯飲む方が少ない量より心血管病が少なくなる根拠論文も紹介していました。

Association of Coffee Consumption With Total and Cause-Specific Mortality in 3 Large Prospective Cohorts. Circulation(循環器の医師ならあこがれの雑誌)2015年12月15日

特にタバコを決して吸ったことのない人では4杯以上の人は心臓血管の病気のリスクを減らすとしています。この論文の人は大腸がんについても後日コーヒー礼賛していますが。

 

タバコは心臓血管病においては言語道断というのは、世界中のコンセンサスでしょうが、カフェインについてはむしろ励行するのが心血管病の立ち位置となるのでしょうか。

ただし最後にケチをつけるようですが、ダイエットのため毎日10杯コーヒーを飲む、健康オタクでマラソンや水泳が趣味の青年が先日心房細動になって外来に訪れました。4杯にしとけばよかったのか、アメリカの心臓病学の先生には悪いですが、日本には中庸の精神がありますから。また、コーヒーを4杯でも、もし星―バックスに4杯求めたら、お金が大変で一日2000円コーヒーに使いますし、七 十一のラテは好物ですが、連続してラージを2杯飲んだら、胃がむかついて寝つきが悪かったです。コーヒーのことは、しばらくこれで終わりにします。つたない経験ですが、豪州とハワイとラスベガスでは、牛乳入りのコーヒー頼むときは、a (cup of) flat and white coffeeと言うと違和感なくさっとでてきます。ラテやオ・レとかウイズミルクとか、何語が口をついて出たのか?と訝しがられますから、白いぺったんこコーヒーがかわいいと思います。