犬の第6感

Dogs are sensitive to small variations of the Earth’s magnetic field

2013年 frontiers in zoology

犬がナンバー2をする態勢は独特の普遍性があります。散歩のときにどこでするかは、何回も散歩に行くと予想がつきますがどっち向いてるかなんて気にもしませんでした。チェコの科学者はその頭としっぽの向きに規則性を見出しました。地球には地場があって、それが変動すると、鳥がたくさん落下する、とかクジラが東京湾に迷入する、とかいわれています。科学者たちは、犬も磁場を感じるかというので、一番飼い主との愛着や友情から離れて、野性にかえるのは糞便時であろうと仮定しました。糞便姿位の鼻と尻尾の直線と、磁場の向き&変動の相関を70匹で何千回も測定しました。南北方向の磁場にむいて糞尿をするようです。ただし磁場が変動するときは、ランダムに向きを変えて糞尿をするということのようです。

さっそく自分の犬で10回観察しましたが、毎回尻の穴が南方をさしているような気がしました。しかし、そんな優れた第6感がこいつにあるようには思えません。渡り鳥、回遊魚、などは磁場を感じることは証明されていて、オオカミは半径250kmを行動範囲にするといいますが、イヌについては世界初の証明らしいです。そういえば、犬ぞりは北極圏で使用されます。磁場が強く変動が少ないから、目的地にむけての方向性が保たれるのでしょうか。犬を何頭もしたてた犬馬車は、低緯度地域では聞いたことがありません。