Post-Operative Benefits of Animal-Assisted Therapy in Pediatric Surgery: A Randomised Study プロスワン 2015年6月3日
小児外科手術直前、20分間プロのセラピー犬と接触させると、どのような効果があったかという研究です。子供さんの緊張がとれたのか、麻酔導入から覚醒、術後にいたるまで、普通の小児患者より良好な、循環呼吸脳のバイタルサインが得られたようです。ストレスを軽減して麻酔を導入したのが功を奏したのか、麻酔時間が安全に短縮されていました。
手術の直前は親からも離され、絶望の大泣き状態になっているわけです。すぐに眠らせながら、全身麻酔をかけられて、手術が済んで麻酔から覚めたら、“絶望状態のままじゃないか”+傷の痛みが待っています。マスクをした人達に囲まれる、心配な手術の前にプロの犬とすこし接触すると、いったん泣くのをやめて、気がまぎれるでしょう。子供も大人も、平常心に一回なって麻酔+手術をうけるのと、阿鼻叫喚での麻酔+手術はどっちに軍配上がるか自明でしょう。感染の恐れが心配なら、ロボットなどを使うのもいいかもしれません