幹線道路沿いで認知症

Living near major roads and the incidence of dementia, Parkinson’s disease, and MS: a population-based cohort study. ランセット2017年2/18

カナダの二十歳から五十歳440万人、五十五歳から八十五歳の220万人で、パーキンソン病、多発性硬化症(林家こんぺいさんの病気)、認知症について調べました。12年間で24万人が認知症、3万人がパーキンソン、一万人がMSになりました。病気になりやすい背景因子をコンピューター解析したのですが、コンピュータで統計的に有意だったのは、居住場所の状況だけでという、奇妙な結果で、結局これをランセットに投稿したところ、カナダの国を挙げての研究に敬意を表して、掲載されたようです。結果は、幹線道路から50m以内に生活する人に、認知症が多い。転居せず一生涯そこに住む人に多い、幹線道路沿いの老人ホームに多い。多いと言ってもほんの数%統計的に、証明されただけです。幹線道路に面しての、分譲マンションを、命がけで終の棲家として購入する、日本人にはなんとも言えない結果です。