PCR検査数を増やそう。ドライブスルー、都心の医師会では換気扇に鼻を向けさせて検体採取。まことに、検体数には事欠かないであろう。保健所を通しても、医師会直接でも、今まで2-3日待たされていた、鼻のぬぐいが、翌日とかすぐにできるようになる。朗報である。しかしその先である、PCR検査の容量はすでに民間も飽和ではないであろうか。検体が倍になっても、検査の実働容量がほぼフルである。鼻ぬぐいをしても、結果が出るまで今まで2日であったものが4日に期間延長というような、ことになりかねない。危惧する次第である。日本はどうやっても、発症から診断まで一日ではなく4-7日かかることには変わりない。どうやって解決するか。エキスパート検査技師の手元を検体開封から結果判定まで、すべての工程を撮影したらどうであろう。これを韓国、アメリカ、ドイツの、手元撮影と比較してみてはどうであろう。すると、他の国のここは真似しようとか、こんなことなら各国の陽性者数はいい加減だ。やっぱり日本のPCRのやり方が正しいとか、後世に検証されるときの、証拠になると思う。検体採取を増やすのはいいが、GW中に結果待ちで悪化する患者さんが、コロナ陽性のお墨付きもなく、行き所がなくなるのではないか。重装備ですでに疲弊している、救急隊が大変なことにならなければいいが。感染の落ち着いた他国の検査体制が、厳格であると判断されたら、検体を空輸して早期診断に協力してもらいたい。現状、国内の検査室の冷凍庫には数日分の患者さんの検体が、まるっと検査待ちになっているからである。
畳みかけるようである。自分の悪い性格である。検体も増え、陽性者も迅速に診断された先には、今度は受け入れ先のボトルネックがまたおこる。このボトルネックは、民間か独立行政法人の病院や自宅待機を管理する個人開業の医師になる。なにか事故がおこれば、責任重大で、簡単に速攻罪に問われてしまう。何事においても、行政が責任を取っているうちは、我々は文句を言うだけでよい。しかし、実際に民間に移行すると、うまくいかなければ罪に問われる人がたくさんでていた、いろいろな○○民営化の歴史も思い出してしまった。