The French paradox: lessons for other countries
Heart 2004年
1992年からランセットやcirculationにフレンチパラドックスがいわれています。いわゆる食事中の動物性飽和脂肪やコレステロールが15%を超える食事(推奨は10%以下)のフランスで心血管イベントが少ないのは、毎日飲む赤ワインに違いないというあれです。この論文は、フレンチパラドックスを回顧するような総説です。ヨーロッパの各地方の食生活を比較した論文です。この中で、飲酒習慣と心臓血管病の関係を示すグラフがありました。週末にがぶ飲みするスコットランドやアイルランドは心臓血管病の発生が月曜日から木曜日の休肝日に多いようでした。寒くって一日中7日間ウオッカやズブロッカがぶ飲み(binge drinker)地域は血圧も高く心血管病もおおめでしたが。毎食のように赤ワインを水代わりにちびちび飲む南仏は血圧も低く心血管病が少なかったです。バルセロナは塩分多めで血圧は高めでしたがワインと魚介の効用か??心血管病少なかったです。フレンチパラドックスも先のコーヒーもチョコもすべてポリフェノールがいいのであろうとか、カフェインやアルコールの適量による心血管予防の可能性の考え方。日本のフランス料理を毎日食べたらどうか?、塩バターしっかり+塩+濃厚ブイヨン、味がしっかりしていて、やたらワインが進みます。病気になるでしょう。24年前の新婚旅行と4年前のパリしか行ったことないですが、現地のフランス料理は、ここだけの話ですが、家内には叱られましたが、貧乏舌なのか、口に合わず胃もたれしてしまいました。バターの質がちがうのか、こってりばかりで塩気やうま味がなくて、チーズも塩気がなくて野獣のにおいしかせず、ワインがすすみませんでした。シャンペンとコニャックはうまかったです。恥ずかしいのですが、パリではラーメンたべても(魚醤のにおいで東南アジアの味)、何を食べても胃がやられ、かえってダイエットになってしまい、僕だけフレンチパラドックスでした。