ドクターの服装チェック

Understanding patient preference for physician attire: a cross-sectional observational study of 10 academic medical centres in the USA

英国医師会雑誌 5月29日

全米の病院での患者アンケートで、医師の服装チェックが載っていました。6000人入院患者さん、1000人が外来でアンケートしました。60%以上が白人で男性です。アンケートの写真は美男美女の白人がモデルです。普段着、手術着(スクラブ 昔は外科医か手術室関係者しか着ませんでした)、普段着に白衣、襟付きのシャツ、スーツに白衣、スーツで、どれかを選ぶ形式のアンケートです。一番いいのが、ネクタイスーツに白衣が内科系医師に対しては好感が持てたようです。手術や救急関係では、手術着だけの男性が好まれたようです、女性外科医は上に白衣を着てる姿も容認されていました。

 20年前の豪州では偉い医者程、白衣を着ていませんで、スーツで聴診器をぶら下げているのが権威者の姿でした。アメリカでは医療ドラマから、白衣のトレンドが生まれました。ベンケーシーという脳外科医のドラマから、今でもケーシースタイルと呼ばれる白衣があります。ケーシー高峰さんも着ています。あんな感じの先生はとても多いです。外科系は基本的に肉体労働者ですから、しゃがんだり、飛んだり跳ねたりできるように、ガウン白衣は教授先生だけが着けます。自分は、ジャケットタイプの白衣でできるだけネクタイ姿でいるようにしています。少しは外科的な作業もできますし、フォーマルな感じもでます。

 スクラブが似合うのは、ドラマERで小児科医役のジョージ・クルーニーでしょう。20年前彼がその格好してから、皆がまねするようになりました。上は手術着でズボンはスーツのズボンで、コーヒーを片手にもって出勤してきて救急救命室で活躍します。プレイボーイの彼は時折、タキシード姿でネクタイ解いた状態で、ポケベルで呼び出されて、登場します。当時、スクラブ上、下はスラックスのスタイルを、自分も救急外来で、真似しましたが、師長さんに叱られました。