KOMBUCHAをしらべてみます。
Understanding Kombucha tea fermentation: A review
ジャーナル オブ フードサイエンス 2018年
昆布茶でなくハリウッドスター公認のKOMBUCHA
細菌学や酵母や発酵や生化学で難しい論文でした。効能についてはほとんど書いておらず。いかに酢酸が生成され、ビタミンが含有されるか、セルロースの形成過程を詳説しており、最近読んだ論文の中では歯が立たない難しさでした。
世界的に有名なKOMBUCHA。胃酸同等です。の強い酸で、酵母、酢酸菌などが酢酸を作り、バイオフィルムになるセルロースを産生します。ジンギスカンが遠征時の飲料水につかったようです。菌塊がきのこ状になるのはそのセルロースフィルムによるものだそうです。おそらくこのきのこ状のものを、粗悪な水に浮かべると、酢酸の効果で、飲める水にかわるのでしょう。効果は、痩せる、エイズが消える、癌が消えるとか流行っているようですが。食酢での大量誤飲では食道潰瘍程度で済んだようですが。コンブチャ大量摂取では体がアシドーシスになったり、不純物のせいか肝不全で死亡がでたようです。
日本でも紅茶きのこという品名で、昭和50年に流行りました。我が家でななぜか、洋装店のおっさんが販売元で、安物の巨大プラスチック容器に、茶色い奇怪なキノコと怪しい茶色い液体をにぎにぎしくブレンドして、床の間に置いていきました。母親が一口のんだか吐き出したか、酸っぱいだけで大した効果もなく、毎月取り寄せるようなことはありませんでした。今から考えると父親の血糖値が高いということで、勧められたのだと思います。
酢の摂取量と方法です。毎日スプーン1杯でいいです。酢がそのまま飲めないから、高値の甘くしたドリンクを買うわけです。野菜や魚の酢の物を食べて、残りの汁を鼻をつまんで飲めば、穀物の最終発酵物を天恵として体内に入れられます。ラーメンや餃子やチャーハンや焼きそばにもさっとかけると、ヘルシーな感じです。またウイスキーや焼酎炭酸割に少しずつ酢をたらすと案外甘味がでて酸っぱくなくて、二日酔いもしません。