本日の患者数は、小国57万人の人口のルクセンブルグ(2487人)より日本は8人多い程度です(2495人クルーズ船除く)。ジョンズホプキンス大学のサイトを毎朝みる習慣があって、日本とドイツと米国(ニューヨーク)をみています。ニューヨーク州ではいつもの通常の死者数分、コロナ死亡でています。毎日300人から400人が死亡しています。他の病気や銃撃戦や事故で毎日300人から400人死亡者がいます。同じ数がコロナで亡くなっている日々です。人工呼吸器が足らないというのですが、肺炎で患者さんが死んでも死んでも、人工呼吸器を消毒後、連続で使用しても足らない、ということです(累積92506陽性死者2373人)。人気上昇の州知事は早い段階から都市封鎖したのに、ニューヨーク州は医療崩壊の寸前、防ぐべく副大統領陣頭指揮で、病院船が乗り付けられたり、野戦病院の本物が作られています。人工呼吸器4500台明日搬送、物量作戦開始です。
日本の患者数のカウントは過小評価という意見があります。サンプリングしないとか、検査数が少ないとか考えていました。しかし、都内の病院でコロナの検査をせずに黙って原因不明の肺炎を受け入れてお亡くなりになった人はいませんので、現在の患者数はこれぐらいが妥当と思われます。保健所で検査数をコントロールしているという批判もありますが、もう2か月電話で検査候補者を選別しているので、おそらく電話を受けている都の職員や保健師さんは、第一声で、これは検査したら陽性だ、これは検査しても陰性だと、独特の勘が働いていると思います。患者さんを順次無作為に連続的に検査する他国のシステムでは、同じ手袋で連続採取すれば、一日一万人陽性者を見つけられたとしても、本当かどうかわかりません。日本のやり方にも一理あります。東郷平八郎いわく、百発百中の一砲能く百発一中の敵砲百門に対抗し得る
東京都のコロナ情報を見る時には、検査数が上昇すれば陽性者も確実に増えていることに注目しましょう。10日前、10%ぐらいの陽性率が最近検査数も増えて陽性率も50%になっています。都市を封鎖する目安は、100名コンスタントになったら?。100床ずつ毎日増床し、ビジホ接収などを考えているようですので。医療統計、経済統計、景気予想、都民の民意などを行政は集めて、政治家の決断のタイミングにあわせて、情報を耳打ちするので、安心しています。危機の時は首長の言うことに疑問を挟まず、粛々と各々のなすべきことをなす。
コロナ対策で一番スタンダードのエタノール消毒払底が癪に触って、何かの陰謀かとも思いましたが、日本国内で普段採算ない物質を作っていなかっただけのことでした。バイオエタノールの生産国はブラジル、アメリカ、中国の順らしいです。中国に日本への出荷を待つ、大量のエタノール消毒剤があると思いますが、日本に届けた後、開いた、スペースに日本の製品をつんで、欧州やヨーロッパへというような、商船経営がなりたたないので、消毒用アルコールは枯渇して、塩素系消毒剤しかないのです。日本は塩には事欠かないので、塩酸等の作成は得意です。ルクセンブルグのように四方から陸路でのコロナ輸入もなく、海に囲まれていてラッキーでした。米が余っているから、米からバイオエタノールを作ればいいのでしょうが、なにか化学的な阻む因子があるのか、調べてみます。