#Me too-#私にもあるある

Sexual Harrassment in Mediine- #Me Too

ニューイングランド2018年1月18日

セクハラは医療界でもあるようで、ニューイングランドジャーナルでも赤裸々に告白していました。著者は才色兼備の統計や倫理研究で、婦人科や乳腺外科論文の作成に関与しているアカデミックな先生です。以前アメリカ医師会雑誌内科版2016年3月号で、

Sexual Harassment and Discrimination Experiences of Academic Medical Faculty

男性は少数ですが、女性では半数に及ぶセクハラ被害があったとのことです。医療の世界も例外ではないということを書いていました。ちょうどハリウッド大物が問題となる10月より前に学術論文として発表していましたので、権威雑誌に所感を述べる大役を得たようです。大研究者から大外科医も自分の地位を利用して、大胆な接近戦(hit on)を試みたようです。その気になっている大外科医が、パーティーから筆者に鎌をかけ始めた時、おばちゃん外科医が颯爽と登場、現場を察して、さっと“私がおうちに送るから大丈夫よ”と牽制してガードをしてくれたようです。学術誌とは思えぬ、描写があって、びっくりしました。著者はある種の、天文学会が運営しているようですがハラスメント告白サイトを、医学会でも立ち上げたらどうかなどというようなところで終わっていました。天文学者はとてもお堅い集団のようにしか見えませんし、何が起こったか想像もできませんが。

英語表現で押さえておくのがいわゆる、男同志の会話、machismo cultureとか locker-room conversationろくでもない会話、女性に執拗にかまう(hit on)。
大好きな仏女優さんドヌーブは反論のコメントをルモンドに投稿しています。フランス語を解さぬためBBC要約では

暴力的な行動は決して容認しない、ただしtrying to seduce someone, even persistently or clumsily, is not – and nor is men being gentlemanly a chauvinist attack

執拗にして不器用に、一生懸命口説く男性の行動は、非紳士的では決してない。

すぐに 口説く人が誰かによるんじゃないですか、という反対意見の突っ込みのあるようなコメントですぐに炎上沈没、BBCに謝る大女優。その後御年83歳のバルドー女史が反論しても、世界の流れは止められない。

映画や演劇でも不器用ですが印象に残るシーンたくさんあります。黄色いハンカチで健さんが、バスに乗っている意中の女性に好きと言えずどこまでも走って追いかけるシーン、結婚式で花嫁を略奪するホフマン、ロミオとジュリエットの不法侵入まがいの窓辺の会話などあります。描写としては、かなわぬ恋を伝えたいという美談を演出したいとき、本当に好きなんだ を表現する時、男性は不器用になってしまい、あらぬ行動をします。それも相思相愛の可能性あり が絶対の前提です。過剰にコンプライアンス順守の時代で、あらゆる社会で恋愛男女関係まで不寛容になっています。男女7歳にして席を同じうせず という儒教の教え、カトリックの厳格な教えにある結婚まではずっとイノセントであれ、清く正しく美しくとなっています。#Me tooは、何故かあたまに#をつけますが、“#私にもあるある”という現代日本語でこう表現するのではないかということで、お茶を濁して結論なく終了します。