腰痛の手術

A Randomized, Controlled Trial of Fusion Surgery for Lumbar Spinal Stenosis

ニューイングランド2016年4月号

間欠性跛行を伴う腰部脊柱管狭窄症200例を二重盲検試験で、減圧手術のみと減圧と脊柱固定にふりわけて、対比しました。脊柱管狭窄症もすべり症においても、固定術を加えた方が手術時間や出血量多いようでした。5年の経過観察で結果に変わりはなかったようです。双方30から50%の範囲で腰や足の痛みが消失したようですが、手術をしても結構残るようです。専門外ですが、手術を検討する前に、医師の指導の下ダイエットする、運動するなどをして改善しないかどうかを、短期間でも吟味するのも良いかと思います。また比較的若年の70前半までにしたほうがいいようです。何人も手術経験者をみていますが、よっぽど短期間に進行した脊髄圧迫や神経絞扼の解除以外は、進行を食い止めるという感じです。減圧手術だけうけて即リハビリ開始が高齢者にはいいのでしょうか。