糖尿病と海外旅行

Navigating travel with diabetes

Cleveland Clinic Journal of Medicine. 2018 July;85(7):537-542

インスリン自己注射の人の海外旅行心得を丁寧に解説。まずは先生から処方例とインスリン自己注射をしている証明書を、発行。日本語の診断書でも、英単語を時折書いておけば大丈夫です。書き出しの、To whom it may concern, 関係各位殿、の書き出しは空港でも、警察でも、病院でもなんでも宛先になりますので、大事なフレーズです。

インスリンや測定器や注射類は手荷物で持ち込める、先の診断書をそえるのと、チェックインの際に機内持ち込みについての、確認が大事。

As a general rule, traveling east results in a shortened day, requiring a potential reduction in insulin, while traveling west results in a longer day, possibly requiring an increase in insulin dose.

東回りは一日徳をして、帰りは一日損をします。東回りは短い初日になるので、インスリン量を少し下げて対応。西回りでは初日は長いのでインスリン量が多めが原則。ただし乗り換えなどで何回も食事がでてきて、少ない一日で4食となったり、長いこと機内食にありつけないこともあります。おそらく血糖測定器使用は機内やラウンジなどで行うと言っても、限界がありましょうから、前もって食事間隔と予想カロリーなどは計算するべきでしょう。家からホテルまでの時間、飛行時間、待ち時間、食事予想など、プロットしてカロリーなどは航空会社のHPで確認して先生と、増量や減量の相談をするのがよいでしょう。