禁煙治療ー3

Effect of Varenicline on Smoking Cessation Through Smoking Reduction: A Randomized Clinical Trial アメリカ医師会雑誌2016年5月27日

“reduce-to-quit” approachといってタバコを漸減して中止するチーム750人 vsいきなり薬750人の二重盲検試験、結果は投薬チームで24%が1年たっても禁煙中、漸減終了チームは6%ということでした。ニコチン依存症からの離脱は大変です。そういう意味では、電子タバコによるニコチン漸減しハッカ水蒸気だけにしてみるストラテジーは有効と思われます。ガス燃焼して水蒸気発生ではなくて、喘息治療に用いる超音波ネブライザーのしくみなどはより口腔気道に有害性は少なくなると思います。ニコチン漸減終了、ハッカ水蒸気精神依存にもってゆくことは新しい禁煙手段になるかもしれません。精神依存といっても、口と手を用いて喉にガツンの依存です。これをどういう風に科学的に除去できるのでしょうか。

認知行動療法ということになるようです。コツがあるようです。

一時間に1回ハッカを水蒸気にして喉にガツンのやめ方。

解答例)喫煙習慣に逆戻りしたくないとか、このままでは喫煙者と同じだとか、まわりににおいがもれて嫌がられているのではとか、爆発物だから喫煙具を捨てようとか、思ってはだめなようです。大それた、些細な、ありえない設定を取らないでおくことです。道具を捨てたりせず、持って歩いたままでいいでしょう。まず、ニコチン依存は克服できた自分であること、成功率は薬内服でも30%行かないのに、自分は狭き門をくぐったと自我自賛します。あとは気軽に、一時間に1回、毎回変えるのがいいでしょう。深呼吸は大事です。あとはストレッチ、小走り、飴、コーヒー、歯磨き、太極拳などで依存行動を些細ながらも安全な行動に置き換えるといいようです。