神経発作のまとめ

クリーブランド病院雑誌

Transient neurologic syndromes: A diagnostic approach:2018年2月

一過性の神経学的発作の要点

〇脳梗塞の前駆症状に一過性脳虚血発作あります。意識障害は少ないようです。一過性脳虚血発作のあと2日以内に9.9%本物に、13.4%は30日以内に本物の、17.3%は90日以内にとうとう、脳梗塞になるようです。内頚では見える見えない見える見えないの半盲、後方循環では5D(dizziness, diplopia, dysarthria, dysphagia ataxia,)(めまい、複視、構音障害、嚥下障害、小脳失調)

〇25歳から55歳で閃輝暗点(視野に光のクラゲが漂って、1時間ぐらいかけてゆっくり移動していく)の後に吐き気や偏頭痛となる。

〇部分癲癇、déjà vu, or jamais vu(既視感,未視感)、脳炎後などに多いが、舌の症状、失禁、意識消失あり、トッドの麻痺有名、思い当たる患者さん3人。

〇低血糖発作 糖尿病の人は一生で何百回も経験することがあるようです。交感神経症状でだんだん、低血糖時のエピネフリンに対する応答が不良となることで、高度の低血糖でも症状が乏しく脳虚血になることあり。

〇過換気 Buteyko methodという呼吸法、鼻呼吸やゆっくり7秒深呼吸11秒吐くなどはまだ懐疑的とのこと。過換気で血中二酸化炭素濃度減ると脳血流減りますので、危険です。クリニック内では紙袋に穴をあけてぷーぷしてもらい、点滴確保、少量トランキライザー使ってモニターしてます。

〇一過性全健忘、50歳から70歳で一日以内におさまりますが、ここはどこ、どうしてきた

私は何をしている、という古い記憶はばっちりしているというものです。

〇睡眠障害でナルコレプシー 昼間に知らずにねてしまう、男15歳からうえで日本人は白人の3倍多く、1/600とのこと。夢から寝てゆく人は少なからずこれがある、夢を見て開眼していると金縛り状態となる。強い喜びや悲しみから急に夢をみるとカタプレキシーという状態になる。子供の夜驚、夢遊病とは異なります。日本人になぜ多いかなど調べます。