三週間の壁

3週間の壁が予想されます。

ワクチンです。6月からですが入荷続々になると思います。待ちに待ったワクチンです。ただし、大都市で大変な壁が出現します。一本を6人で分けるという、そもそも数学的でない人数配分もきになります。なにせ6の倍数という不慣れな数です。オーシャンと11人の仲間、12人の怒れる男、ダーティーダズンなどという映画もありました。ダースという考えは日本にはありません。しかし、もっと大変な数字がでてきます。3週間です。例えば、ある理想的施設で毎日240人の接種をするとします。P社添付文書通りきっちりプラスマイナス二日の3週間後同一人物240人がもう一回ワクチン接種します。一回目より二回目が副作用大変というのもありますし、1200人が3週間後の5日間という吉日を設定して会場に行かなければいけません。移動の遅れ、寝坊、体調不良などで、じゃ―明日というわけにはいきません。吉日を逃したら、翌週うてる公算があればいいですが、予約枠後続はたえません。融通をきかさなければさらに3週後に二回目の予約をすることになります。加えてワクチン効果獲得というP社や厚労省からの推奨枠からは除外されます。80%近い二回目の副作用に関しては公費救済制度にあたるといいですが、無理をして3週間目に微熱をおして接種などが懸念されます。旧軍のように、恐れ多くも拝領したワクチン1本も無駄にするな、勅諭のように添付文書を死守することを、日本人は歴史的病歴にあるように、官民挙げて是とします。国産のインフルエンザワクチン毎年数千万本廃棄は、ワクチンですから、念のための予防薬ですから、いままでしょうがないとされてきたことを思い出しましょう。衛生上の必要経費です。会場の処理人数を3週間毎に増やす目論見がないと、すぐに3週間待ちどころか、6週間待ち、9週間待ち、12週15週18週待・待・・待の、侍ジャパンでなく予約待ちジャパンに突入します。2回目接種を3週以降半年以内とか、日本ルールを作ればいいのですが。保存方法も、金縛りのようなファクターです。揺らすな、振るな、バイク便だめ、マイナス20度冷凍14日間、冷蔵庫5日間、開封6時間という、縛りもあります。エニグマのような難題です。

現在、なぜか数個のアプリでワクチンを予約して、なぜか接種後報告を複数回することになっています。あと、2か月ぐらいで判明するでしょう。おそらく医院からの一日4本程度(24人分)の予約はきっと、ファックスか電話で練馬区のオフィサーに直接頼むようになると思いますし、その方が確実なのが現状のインフラです。国内に100年続く、老舗医療卸問屋さんを駆使して、納入をコントロールして、毎日手慣れた病院配達に切り替えた方がいいのではないですか。彼らは棚卸などの在庫管理を病医院より把握してきたのです。医薬品の配達もプロなのに。たくさんIDパスワードや二段階認証をするシステムのアカウントを作りました。頭が悪いので早くも混乱しています。はやく国民の接種実績を把握したい、お上の気持ちは察します。ワクチン注文、接種場所や回数を選択できるアプリ、ワクチン接種報告、副作用報告の万能のアプリは世界にもありません。できないでしょうし、チョコ飲料の名前のアプリのように、混乱するから無理やりには、作らないでください。来年こそは五輪ができる按配で、他社や国産ワクチンも含めた分配を考えましょう。日本は二回接種やめて、年内のうちにまずは、1回を成人全員に行うのが一番現実的です。