ワクチンまだ

いつになったら、ワクチンが来るのでしょうか。800人の発熱外来で80人の陽性者と接触してきた小生ですが、いまだうってもらえません。昨年7月からで9か月PCRをおこなってきました。一日に3回感染リスクがあったことになります。いまだ発症していないのは、用意周到もさることながら、僥倖と言わざるを得ません。ワクチンは、ベルギーからの空輸に頼っていることまでしかわかりません。P社との契約を具体的にだれがどのようにしているのか。国際的な契約基準に従っているから、下々は心配せずとも好い、とでも大臣に言ってもらいたい。官公庁と日本のP社との連携、P本社との連携、EUとの交渉具合など報道関係は、これまでの伝手や要所をついて調べられないでしょうか。木曜日のB砲待ちの政治や報道であるなら、心配になります。母は週刊朝日を40年以上愛読していますが、あまりスキャンダラスでないのが年寄りにはいいといっています。

変異株の怖さを報道していますが、情報のダイバージョンです。PCR件数が増加できないことを追及されるよりも、変異株の報道で、ビデオや誌面の空白が埋まるレベルの話です。分母と分子をみて、頻度や脅威を判断しましょう。全体のPCR数、変異株を調べた何検体のうち何検体変異でした、という報道が必要です。変異株検査拡充と言いますが、二回PCRをすることを意味します。PCR陽性検体をもう一回感染しないようにスポイドで抜き取って、もう一回変異株のエンベロープ蛋白に相補する核酸の再PCRをするということです。PCRの数もまともでないのに、さらにその負荷を検査会社にかけることを日本はできません。間違っていたらごめんなさいですが、1月中旬で都下2000人近くなったときの、都下PCR件数は15000件で陽性率が10%越えになっていました。記憶の上では、当時は当院では瞬間的な陽性率が50%を超えていたことを覚えています。記憶にございませんと、高級料理の味と要人の顔を高学歴の人が忘れる時代ですが、身を張った危険な仕事をした時の緊張は、忘れられるものではありません。陽性率を上げて患者数の増加を待つというのが目下の対応です。考えれば恐ろしいことが、第4波でおこります。マックスの検査数が15000であると仮定します。大阪の急増患者数をみるとわかりますが、東京は第4波で倍になるとすれば、3000人の患者を抽出することになります。計算上、15000件のうち20%が陽性になることになります。濃厚接触や念のためも含めた15000件ですから、第4波ピークでは、当院のような零細前線ではおそらく、発熱患者全員が陽性、一日10件以上のPCR検査で、ほぼ陽性になることを現在そろばん勘定しています。はやくワクチンうってもらいたいです。