チェックポイント阻害剤

ノーベル賞候補のチェックポイント阻害剤の領域、理解不能からほんの少しわかるようになりました。first aidというアメリカ国試のバイブルから、端緒を得ました。

樹状突起細胞と抗原が合わさり抗原提示細胞、シグナル1は樹状MHCII(例えば、DR2や3SLE, 4RA,)ヘルパーTのTCR結合活性。またシグナル1は樹状MHCIのB7(そのほか、B8アジソンバセドウ重症筋、B27乾癬)で細胞障害TC抗原提示。

シグナル2は免疫チェックポイント(ややこしい)

通常は樹状のB7(CD80/86)とヘルパー上CD28でヘルパーTなど活性、サイトカイン放出

Th1はIFγでCD40持つマクロファージ活性、Tc活性

Th2はIL4,5,13でアレルギー

Th17というのがあって細胞外の異物撃退

Tregというのがあって免疫を抑制

シグナル2のあとB細胞上のCD40とヘルパーのその受容体が結合して、サイトカインを出して、B細胞のIgGクラス替えが行われる。

サイトカインは“Hot T-bone stEAK”: IL-1: fever (hot). IL-2: stimulates T cells. IL-3: stimulates bone marrow. IL-4: stimulates IgE production. IL-5: stimulates IgA production. IL-6: stimulates aKute-phase protein production. 1は発熱マクロファージ、2はすべてのT細胞免疫抑制剤の効かせどころ、3もマクロで骨髄刺激、4と5はTh2でIgE,とIgA, マクロファージがIL6でCRP上昇

CDクラスは1から247まであって、規則性はなく、どの細胞の表面にあるかをいちいち、確かめないと、むしろ混乱招きます。

 

Molecular and Biochemical aspects of the PD-1 checkpoint pathway. ニューイングランドで特集2015年?

先の免疫まとめでシグナル1では抗原提示の樹状突起のHLAB7がT細胞の表面蛋白と反応して、T細胞の役割を決定しますが、逆に免疫を抑制する表面蛋白もあるようで、これをブロックして腫瘍撃退に利用しているようです。Ipilimumab CTLA4阻害、オブジーボはPD-1というT細胞の免疫を抑制する蛋白をブロックします。T細胞制御の抑制はいくつも臨床応用されます。免疫抑制剤の逆、免疫賦活剤改。免疫抑制剤がIL2という免疫賦活の上流をブロックして移植拒絶などを避けているのと、真逆の働きが面白いということに、さっき気づきました。Tregなどによる、免疫失活を阻止して難治性癌に立ち向かうので、効きそうです。ノーベル賞候補です。