コロナ随想ー第4波とワクチン

 第四波に備えるのが東京で風邪を診る医者の必定だと思います。鼻咽頭PCR最速90分でできるようにしました。一年前、自分がPCRの機械を操作するとは夢にも思っていなかった。診断までは一話完結、安心安全。マイナス20度の医療用フリーザはPCR工程上必須なので付随していて、これも舶来のRNAワクチン備蓄に有利です。悪い頭なりに、考え抜いて、何とか町医者のできる最善をめざしたいです。

 コロナワクチンといっても、治療薬のない病気ですので、過度に期待しちゃだめですよ。90日間安心をもらうだけのことです。また年末には新種対応のコロナワクチンと定番インフルエンザワクチンをどうするかという、難関が待っています。ちなみにコロナワクチンは接種後1か月ほかのワクチンうてませんよ。添付文書みましたが、頭痛や筋肉痛が半数以上におこるようですよ。一万人に一人アナフィラキシーのおこる薬は、普通は使用しないので、心配です。90%の予防効果ということは良薬口に苦し。相応の覚悟は必要です。ショック時に必要なボスミンをもう一箱購入してしまいました。

 EU圏からもらえるものと思っていたP社ワクチンは遅くなりそうです。同胞の東欧やスペインやギリシアの感染対策が当然優先されます。先行してワクチンを生産する能力もなかった日本ですので、指を加えて到着を待ちましょう。中国製のワクチンはそれなりに成績もよく、日本にすぐに輸出してもらえそうです。ランセット1月号によれば、副作用はインフルエンザワクチン程度のようで、アナフィラキシーは少なく、頭から忌避する理由はなさそうです。中和抗体の結果だけで、予防効果に言及がないのに掲載されているようです。各国の中国ワクチンのプレスリリースもみました。インフルエンザワクチン効果が総じて50%です。それ以上か同等という成績で、逆に納得できる数字です。90%効くワクチンというのが逆に、驚異的なのです。ケンカをふっかけて勝手に侵入占拠して、勝手に敗戦して、戦後は、他の国々の冷戦やテロでの天文学的な出金と出血を横目に、真面目にモーレツ金儲け、上からの視線で経済援助していた我が国。とうとう、中共は逆に日本を助けられるほどの能力を保有しています。いろいろ悪口は言いたくなる国ですが、コロナに関しては完全制圧して逆にロールモデルです。待っていたかのように不活化ワクチンがすぐに流通するとこなど、後世に検証すべき事柄ですが。中華思想の人道と、西洋の人道とがどう違うかなど、勉強します。