コロナウイルスに二つ言いたいこと

 昨今の、新型肺炎の続きです。ウイルス名はSARS-CoV2で、2019年のコロナ病ということでCovid-19というのは病名です。1月28日付の官報に政令第十一号 新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令 になっています。二類感染症にはお兄さんのSARSがしっかり入っています。重症急性呼吸器症候群SARSです。

コロナウイルスに二つ言いたいことがあります。

一つ 20歳から40歳までの無症状~軽症コロナキャリアーが街で遊んだり、仕事するから、年寄りが人込みでその唾を吸って、50歳台から真性コロナ患者になるという、科学的根拠はどこにあるのでしょう。ライブハウスに行くからですか、ヨガにいくからですか。渋谷に行くからですか。テレビで感染症の学者が、湾岸戦争の時の軍事評論家のように、同じ人が引っ張りだこになっています。PCR検査数は今後増えるぞ、手を洗え、mingleするな集うなつるむなといってお辞儀をして終わりにしています。その先生たちも研究室があって、PCRの機械も一千万もしないということですし、操作は当然熟練しているかベテラン研究技術者がいると思われます。学校の倫理委員会にもかけながら、mingleしそうな活発な学生、100人でもサンプルして、コロナキャリアーかどうか調べたらどうでしょうか。一人もいなかったら嬉しい情報です。陽性が数人でもいたら、本当に非常事態です。我々臨床医は冬季は毎日鼻咽頭のぬぐいをやって慣れていますが、それでもくしゃみを被ります。現在保健所の医師や看護師さんが本物の患者候補を隠密裏に某所で、ぬぐっておられると思いますが、きっと精度も上がってきたと思います。検体の取り扱いも、事故や汚染のない方法を確立できたでしょう。どうでしょう、練馬区なら練馬区の区界の医療機関などで、初期感冒患者をランダムに拭ってみたらどうでしょうか。10人でもしてみて、だれも陽性でなければ、中野区や杉並区や板橋区も含めて安心材料になります。陽性が一人でもいたらこれも非常事態です。国だけでなく、国立大学の研究室、地域保健所のレベルで、少しサンプル調査して、科学をしてもらい。その結果、安心してくださいなり、非常事態にしてください。今後、町医者でもコロナをヌグエと言われたら、拭いますが、非常事態の火の粉をかぶるなら、防御服を売ってください、マスクやアルコールを流通させてください。CDCのコロナのパンフレット全文がCleveland clinic journalにありました、高性能マスクのことをレスピレーター(n-95や毒ガスマスみたいなやつ)といっていました。高くてもいいから売ってください。民間の検査会社の検体集配の係の社員さんも、マスクと消毒液ではコロナと戦えないと思います。労災の取り扱いも検討していると思いますが。

二つ 音楽業界などはコンサート中止、ジムやスキーロッジや雀荘やカラオケ、club(ディスコ?の方がピンとくる)、ビュッフェ(バイキングのほうがおいしそうなのは世代か)行くのやめろ、mingleするなとしていますが、膨大な損失額になります。じつは医療機関も例外ではありません。経営者の自分がコロナ感染した際は、民間の補償保険に入っていますから、何とかなりそうです。しかし、医院の従業員、立ち回りの産業医先の面談者、嘱託先の病院の患者職員、専門学校での教職員学生のコロナ感染に遭遇した際、PCR検査を受けるのはいいですが、結果が出るまで何日間も、診療を休止することになります。数日ならいいですが、指定感染症としての休業となった場合は、全くの保証がありません。火災保険や店舗保険での特約で、SARS,エボラ、コンゴ出血、天然痘、ペスト、ポリオ、結核で休業の際は保証する保険の約款でした。結核以外は日本で起こったことのないような病気を約款であげていることを、今回知った自分が悪いのです。負け犬の遠吠えですが、今回のコロナは2003年のSARSの弟分です、ウイルス名はサーズコロナツーとなっています。保険の約款上は、今のところcovid-19とSARSは全く別の病気で、指定感染症で政令で規定されていても、補償対象にならないようです。興行中止保険、店舗営業保険などで補償されるのか今後の動向をみます。大きな音楽興行会社だけ保証される、構造が見えてきたら、庶民としては悲しいことです。掛け捨ての額が違うわボケと言われるのでしょう。旅行保険もカバーされていませんから、海外旅行は控えましょう。