コラム再開の兆しか?

我こそはと、海外の若い医学生が勉強しているところの、国家試験問題6000問解きました。勉強になったかというと、試験のテクニックがついたという感じです。専門外で知らないことは知らないという諦観、専門外でもよく知っていたというドヤ顔、知っていることは知っているという納得、知っていなければいけないことを知っていないという焦燥。世界の医学生の知識のファクトフルネスをつかむのにはよい5か月でした。特に医師のモラルや倫理などの問題が、現代医療では国家試験で問われており、これを間違えてしまうことが多いです。焦燥となるわけです。大岡裁きとか、中庸の精神とか、惻隠の情とか、判官びいきとか、浪花節とか、赤ひげとか、すべてをチャンポンにして捨てきれていない日本人にはおよそ理解しがたい、米国の多国籍倫理観。特に性や中絶や貧富の差などにまつわる問題は、重層的であって、日本も外国人労働者は大量に入ってきているわけで早急にガイドラインを策定してもらいたいです。また来年ぐらいにまた衝動的に特に臨床問題を3000問ぐらい予定します。

 やはり現役の臨床医として、呻吟しつつ勉強し、知識を得る必要があるわけで、またようやくニューイングランドやランセットやジャマなどを物色する、モチベーションが出てきました。昨年までは腰の高さのに積みあがったほどの、医学論文ををコピーして(無料サイトを主として)、コラムを書きました。それほどの情熱は年齢とともに減衰するわけですが、少しだけ頑張ろうと思います。明日の臨床のために。患者さんに役立つ知識を得たいです。